審美治療(自費) aesthetic_treatment
二重手術
二重手術「重瞼術」について
第一印象を決める上で重要な目元を二重にする手術を「重瞼術」といいます。
一重にはなくて二重にはある筋肉の枝「穿通枝」を糸で作成するのが基本的なコンセプトです。
重瞼術は大きく分けると①埋没法②切開法の2種類の方法があり、それぞれのメリット・デメリットを理解し施術を選択する必要があります。
メスで切開を行わない“切らない”二重整形で、縫い付ける糸を瞼の内部に埋没させてしまうことから「埋没法」と呼ばれています。
施術時間は約20分程度、ダウンタイムも1~2週間ほどと負担も少なく手軽に二重を作ることができる施術として、初めて二重整形をご検討される方におすすめの施術です。
二重切開法は皮膚を切開し、内部の組織を適切に処理することで、半永久的に取れない二重を作り出す施術です。施術時間は約60分程度です。
埋没法に比べ安定した二重ラインの維持ができる一方、ダウンタイムが二重埋没法に比べると長い特徴があります。
このようなお悩みの方におすすめ
- 目力をつけたい
- パッチリとした二重でいたい
- 毎日のアイプチが面倒、かぶれが気になる
- 周囲にバレずに二重になりたい
- まぶたが重たい感じに見える
- 目つきが悪いと言われる
- 左右のバランスが気になる
治療について
埋没法
小さな穴を開けて皮膚に中に糸を入れて穿通枝を作成します。 埋没法は糸を入れる場所によって術式を分けることができ、皮膚と上眼瞼挙筋を固定する「挙筋法」と皮膚と瞼板を固定する「瞼板法」があります。 それぞれのリスクですが、挙筋法は術後に眼瞼下垂になることがあり、瞼板法は硬い瞼板の裏に出た糸が眼球を傷つけることがあります。 しかし、挙筋法のリスクは技術でカバーできるため、眼にとってリスクが少ないのは挙筋法であるといえます。
部分切開法
切開を部分的に行う切開法といいます。5mm-1cm程度の切開を行います。 切開の両端に埋没法を行います。二重の強さは埋没法<部分切開法<切開法となります。 埋没法では取れてしまうけど、全切開は嫌だという方におすすめです。
切開法
切開法は、二重の線になる場所を文字通り「切開」して糸を皮膚に埋め込むことで持続力のある重瞼を作成します。 埋没法は入れた糸の周りだけ固定されるのに対し、切開法は切開した範囲全部が固定されるために固定力がとても強いというメリットがあります。 また、術後の傷あとは上からかぶる皮膚で隠れますし、顕微鏡を使用して細かく縫えば、術後の腫れも埋没法と同等もしくは埋没法よりも腫れを抑えることができます。傷跡も最終的には非常に綺麗になります。 ただし埋没法とは異なり、簡単に修正や改善を行うことができないので注意が必要です。
目頭切開法
目頭切開法は、目頭の蒙古ひだを除去して、目の横幅を広げる施術です。目元を大きくパッチリしたい方におすすめです。二重埋没法と同時に目頭切開をすることで目元をより大きく見せる効果があります。
なりたい二重のバリエーションについて
二重のバリエーションは、形の観点から平行型と末広型に、二重幅の観点から奥二重と幅広二重に分けることができます。
平行型とは二重が目頭までしっかりと入っているもの、末広型は目頭には二重が入っていないものです。
また、奥二重は二重幅が全体的に狭いもの、幅広二重は二重幅が全体的に広いものです。
これらを組み合わせ、なりたい二重を細かくカウンセリングをし、手術を行います。
経過とダウンタイムについて
埋没法は切開法に比べて腫れは少ないです。腫れのピークは1週間ほどで落ち着いてきます。
術後10日くらいからメイクは可能になります。術後3ヶ月程度で傷口も落ち着き、ほぼ完成となります。
翌日からシャワー・軽い運動(ジョギングなど)は問題ありません。
アルコール、激しい運動、サウナについてはできれば腫れがひくまでは控えていただくのが良いです(術後4日程度が目安)。
副作用・合併症について
手術後に起こりうる副作用は以下の通りです。
- むくみ
- 内出血
- 痛み
- 腫れ
- だるさ
- 目元の熱感
- 目の中の違和感
術後から数日は目の中がゴロゴロしたり、違和感や異物感が残ったりすることがありますが、2~3週間程度で落ちつきます。
痛くて目が開けられない、涙がボロボロとこぼれるなどの眼球刺激症状がある場合にはすぐにクリニックに相談してください。
体質により、切開した部分の傷跡に色素沈着が起こる、あるいはケロイドのように赤く盛り上がったり凹んだりすることがあります。
傷の赤みは数か月かけて目立たなくなっていき、完全に落ち着くまでには半年~1年ほど要する場合があります。
傷の治り方には個人差があります。
料金について
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- 二重埋没法 1点留め
- ¥150,000
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- 二重埋没法 2点留め
- ¥170,000
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- 二重埋没法 3点留め
- ¥200,000
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- 二重部分切開法
- ¥300,000
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- 二重切開法
- ¥350,000
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- 目頭切開法
- ¥250,000
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- 目頭切開法+二重埋没法(セット割)
- ¥300,000
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- 目頭切開法+二重切開法(セット割)
- ¥450,000
上まぶたのたるみ取り
上まぶたのたるみの原因
上まぶたのたるみには、筋肉と皮膚の二つの原因があります。
筋肉のゆるみは(退行性または腱膜性)眼瞼下垂、皮膚が原因のたるみは上眼瞼皮膚弛緩と呼びます。見た目が老けた感じとなり、活気が薄れて暗い印象になってしまいます。
たるみがひどくなってくると、上方の視野が狭くなり、無意識にもっと目を見開こうとしておでこの筋肉(前頭筋)を使い、常に眉毛が持ち上がるようになります。
その結果、額のしわが増え、おでこの筋肉(前頭筋)に常に力が入った状態となるため、頭痛や肩こりなどの症状を伴うようになることもあります。
頭痛や肩こりは、まぶたを持ち上げる筋肉や、腱膜のゆるみが原因の眼瞼下垂でよく見られる症状ですが、皮膚のたるみが原因でも起こり得ます。
このように上まぶたのたるみは、審美面だけでなく機能面にも悪影響を及ぼすことがあるため、適切な時期に正しい治療する必要があります。
眼瞼下垂手術における自費診療と保険診療の違いとは?
眼瞼下垂に伴う自覚症状(まぶたが下がっている、上の方が見えづらいなど)がある場合には、保険診療での手術が可能です。
保険診療では瞼が重くて開けにくいという機能面を治す目的で手術を行います。
保険診療では術後に審美的な面での修正(二重幅の調整やまぶたのアーチの角度の修正等)ができません。
しかしながら、患者様によってはせっかく手術をするなら、「自分の求める眼の形にしてほしい」といった見た目についての審美的な要望が強い方もいらっしゃいます。
そのような方も当院では自費診療での手術も可能です。
このようなお悩みの方におすすめ
- まぶたが重たい
- おでこのシワが目立つ
- 二重幅が若い時に比べて広くなってきた
- 肩こり、頭痛がひどい
- ハードコンタクトレンズを行っている
- 目つきが悪いと言われる
上まぶたのたるみの治療について
挙筋短縮術
筋肉のたるみが原因の場合は挙筋短縮術を行います。
まぶたを切開し、ゆるんでいるまたは外れている挙筋腱膜を短くして、挙筋腱膜の張りを回復させるように瞼板に縫い付けます。
さらに皮膚のたるみもある場合は、当院では単に挙筋腱膜の修復を行うだけでなく、皮膚のたるみも併せて切り取ったり、きれいで自然な二重になるように仕上げたりなど、 顔全体のバランスを見ながら美しい仕上がりを目指します
眉毛下皮膚切除術(眉毛リフト)
皮膚のたるみが原因の場合、眉毛下に沿って皮膚切開をして、たるんだ余分な皮膚を切除してすっきりとしてまぶたにする方法があります。
まぶたの皮膚の中でも眉毛下の厚い部分を切除するため、重度なたるみにも対応可能な術式です。
元々二重の場合は、この術式だけで本来の二重を取り戻せる可能性があります。
デメリットとして、ダウンタイムが長く、傷口が安定するまで通常3~6ヶ月程度要すること。
外縫いの糸が見えている状態であり、周囲に気付かれないことは難しいことが挙げられます。
上眼瞼皮膚切除術
皮膚のたるみが原因の場合、二重のライン上を切開し余剰な皮膚を切除する方法もあります。
状態によって眼輪筋や眼窩脂肪を適量切除できます。また、余剰な皮膚切除量によって二重幅を変えることができます。前述の挙筋短縮術の一貫で行うこともできます。
傷に関して、二重のライン上であるため、目を開けた時には隠れて見えず、最終的にはほとんどわからないくらいになります。
経過とダウンタイムについて
挙筋短縮術と上眼瞼皮膚切除術:腫れのピークは1週間ほどで落ち着いてきます。術後10日くらいからメイクは可能になります。術後3ヶ月程度で傷口も落ち着き、ほぼ完成となります。
眉毛下皮膚切除に関してはダウンタイムがやや長く、腫れは1~2週間程度で引いてきますが、傷口が安定するまで個人差ありますが、3~6ヶ月程度要することがあります。
翌日からシャワー・軽い運動(ジョギングなど)は問題ありません。アルコール、激しい運動、サウナについてはできれば抜糸までは控えていただくのが良いです。
副作用と注意事項
手術後に起こりうる副作用は以下の通りです。
- むくみ
- 内出血
- 痛み
- 腫れ
- 目元の熱感
- 目の中の違和感
術後から数日は目の中がゴロゴロしたり、違和感や異物感が残ったりすることがありますが、2~3週間程度で落ちつきます。
痛くて目が開けられない、涙がボロボロとこぼれるなどの眼球刺激症状がある場合にはすぐにクリニックに相談してください。
体質により、切開した部分の傷跡に色素沈着が起こる、あるいはケロイドのように赤く盛り上がったり凹んだりすることがあります。
傷の赤みは数か月かけて目立たなくなっていき、完全に落ち着くまでには半年~1年ほど要する場合があります。傷の治り方には個人差があります。
注意事項
抜糸まで、サウナや激しい運動、飲酒などの血流を活発にする行為はお控えください。
妊娠または授乳中の方、内服治療中の方はお受けいただけない場合があります。
料金について
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- 挙筋短縮術
両眼 - ¥450,000
- 挙筋短縮術
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- 眉毛下皮膚切除術
両眼 - ¥400,000
- 眉毛下皮膚切除術
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- 上眼瞼皮膚切除術
両眼 - ¥350,000
- 上眼瞼皮膚切除術
下まぶたのたるみ取り
下まぶたのたるみについて〜健康なまぶたとは〜
まぶたの中には脂肪が入っており 眼窩脂肪と呼ばれますが、 眼窩脂肪は前に出てこないよう眼窩隔膜という壁で押さえつけられています。
加齢とともに眼窩隔膜が緩み脂肪が前に出てきます。これを眼瞼脂肪脱といいます。いわゆる「まぶたのクマ」です。
逆に眼窩脂肪が痩せてしまって、まぶたの凹みが目立ってしまう場合があります。
まぶたの皮膚の厚みは0.6mmで人体の皮膚の中で最も薄く(平均の皮膚の厚みは1.4mm)、皮膚が伸ばされやすくたるみも出やすくなっています。
これらが合わさったものが、加齢によるまぶたの変化です。
下まぶたのたるみの治療について
ヒアルロン酸注入
目の下が窪んでしまったり、たるんでしまうと、顔が疲れた印象になります。クマができる原因の一つに、前頬の骨が加齢と共に萎縮することが挙げられます。萎縮した骨のへこみを埋めるため、皮下にヒアルロン酸を注射して皮膚の下から持ち上げることでくぼみを目立ちにくくすることができます。またボリュームを持たせることでたるみを解消できます。
このようなお悩みの方におすすめ
- 目元のしわやハリが気になる方
- 手術には抵抗が強い方
- まずは簡単な治療から始めてみたい方
目元のヒアルロン酸治療の方法
片側につき3,4回針を刺して注入していきます。
注入量はおよそ片側0,5ccとなります。
所要時間は片側5分程度です。
適切な量を注入しても、施術後2~3日程度は膨らみ気味になり、気になるかもしれませんが、1週間ほどで自然な仕上がりとなります。
注射されたヒアルロン酸の多くは分解吸収されてしまうため時間とともになくなってしまいます。
持続効果は半年から2年程度です。
経過とダウンタイム
傷跡は注射の針穴だけですので、直後にメイク可能です。
シャワー、入浴・運動も問題ありません。
アルコールについてはできれば腫れがひくまでは控えていただくのが良いです(注射後3日が目安)
副作用、合併症に関して
腫れ・内出血・凹凸・感染・アレルギー・血管塞栓などが起こる場合があります。
*ごく稀に針を刺した場所に一致して内出血が発生することがありますが、メイクで隠せる程度で、2週間程度の経過で完全に消失します。
*ヒアルロン酸が血管内(動脈)に注入されると血管が詰まり皮膚が壊死してしまうことがあります。
軽度のクマやたるみはヒアルロン酸注入等で改善できますが、中等度以上のクマやたるみは手術が必要になります。
この手術は「脱脂」と呼ばれ、眼窩脂肪による出っ張りと骨のへこみを同時に改善します。
脱脂
注射麻酔での手術になります。
まぶたの裏から行う傷跡が残らない「経結膜」は、手術時間が約1時間半で腫れは1週間ほどです。
まぶたの皮膚面から行う皮膚を切開する「経皮」は、約2時間半で腫れは2週間ほどです。
経皮膚/結膜脂肪移動術:ハムラ法(表、裏)
下眼瞼クマ取り(経結膜脂肪移動術・裏ハムラ法)とは、皮膚の切開を伴わずに、目の下の膨らみと窪みを同時に改善できる施術です。まぶたの裏側(結膜側)から切開し、目の下のたるみの原因となる突出した眼窩脂肪を、凹んでいるところに移動させていきます。
裏ハムラ法では、突出している眼窩脂肪は切除するのではなく、突出した部分の眼窩脂肪を眼頬溝の下に引き出し固定することで、眼頬溝を下から持ち上げて、目の下全体をフラットにします。
切開創は下眼瞼の結膜側ですので、皮膚表面には傷を残しません。
40-50代以降で下眼瞼皮膚のたるみやしわも伴う場合、裏ハムラ法よりクマと皮膚のたるみを同時に治療できる、下眼瞼のたるみ除去+経皮膚脂肪移動術(表ハムラ法)をお勧めします。
表ハムラ法ではたるみ・しわ取りの効果も期待できる一方、裏ハムラ法では眼瞼皮膚切開を行わないため、しわ取りの効果がありません。
眼瞼の手術では、微細な組織の識別が大きく仕上がりに影響します。
目元はほんの少しの変化で大きく印象を変えてしまう部分です。
当院では患者様の状態に合わせてオーダーメード治療を行っています。
すべての手術は顕微鏡下で、緻密に行われます。
費用について
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- ヒアルロン酸注射 (1本)
- ¥50,000
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- 脱脂
- ¥400,000
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- ハムラ法(裏)
- ¥450,000
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- ハムラ法(表)
- ¥450,000
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- ハムラ法(表)+皮膚切除
- ¥450,000
他院(美容外科等)で受けた手術の修正
他院で行った手術の修正をご希望の方へ
修正手術は非常に難しい手術です。
なぜならば、修正手術の場合は以下の可能性があるため様々なことを考慮する必要があるからです。
- 一度手術されてしまうと正常な解剖ではなくなり、組織を見分けるのが難しくなってしまう
- 手術した部分の組織が瘢痕化し、正しい位置に組織を修正しづらい
- まずは簡単な治療から始めてみたい方
- 手術した部分が出血しやすくなっているため、再手術時の止血に時間がかかる
- 予測不能の位置に二重ができてしまうことがある
修正手術(再手術)を判断するポイントについて
- 眼瞼下垂が治っていない(また下がってきた)
- まぶたのカーブがいびつである
- 左右差が気になる
- 左右の二重の幅が違う、二重の固定が取れた
- まぶたが上がりすぎている
患者様自身が気になっていても、医学的な見地から考えると決して悪くないまぶたの場合もあります。 気になる場合は一度ご相談ください。
修正手術の治療の流れ
カウンセリング~術前検査、術前説明~手術の流れは他の手術と何ら変わりませんが、初回の手術より再手術の方が難しいのは間違いありませんので、リスク等含めて起こり得ることについて術前説明時にしっかりとお話をさせていただきます。
必要なもの
何もお持ちでなくても手術はできますが、以下をお持ちいただけますと当院としても治療方針を相談しやすいです。
- 自分の治療経過を時系列で書き留めたもの
- 手術した医師の紹介状(治療内容が記載されているもの)
セカンドオピニオン・当院の対応について
当院では、まぶたの手術に関して全ての修正手術に対応しております。
修正手術は難易度が高く患者様の状態により手術方法も変わってきますので、まずはお気軽にご相談ください。